重仁親王奉賛連歌会


令和六年四月十八日
重仁親王奉賛連歌「その齢」の巻
 於 檀紙八幡神社



発句   その齢八百年とや孔雀藤(文雄)
脇      のどかに笑う重仁親王(千尋)
第三   黄砂の日はるばる来ぬる讃岐にて(修三)
四句    うどん天国何杯食べよう(利枝)
五句   青い目の遍路巡りに夏の月(浩)
六句    フラメンコ見るサンチャゴの夜(孝平)

初句   もうこれで不倫の咎も終わりにて(修三)
二句    われても末に逢わんと思う(浩)
三句   六道の辻にて祈る人あまた(順子)
四句    御裳濯の川の曙の空(千尋)
五句   伊勢詣ローブモンタンうるわしき(二郎)
六句    奇しきことは虹が叶えり(修三)
七句   昼の月飛行機雲を煙たがり(栄一)
八句    視界の中をすくアキアカネ(千尋)
九句   空瓶の横たわりいて秋の海(蝉)
十句    父母ヶ浜に跳ねる乙女子(栄一)
十一句  青春は今日も明日も花盛り(利枝)
挙句    春の好き日に寿ぎの風(奈緒美)

句上 川北文雄(客・1) 長岡千尋(亭主・3) 高城修三(宗匠・3) 上羽利枝(2) 府川浩(2) 池田孝平(世話人・1) 山田順子(1) 平井二郎(1) 桜又栄一(2) 中村蝉(1) 井下奈緒美(執筆・1) 氏家長子 上江洲基 井下光 岩澤健 多田優子 定浪明子 田中哲也(世話人)

高松市檀紙町にある岩田神社の樹齢八百年と伝わる孔雀藤を拝観した後、讃岐に流された崇徳上皇の皇子重仁親王ゆかりの檀紙八幡神社にて重仁親王奉賛連歌を興行しました。