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過去採用句
| 2025年6月24日起首「米の値も」の巻 |
| 初表 発句 米の値も定かならぬや旱梅雨…………弓月 脇 越後の里に初蝉の声…………………白菫 第三 大女将さらりと上布着こなして……………静 四句 今日は二度目ノーシン二錠………ゆめ比乎 五句 引力の為せるわざとや憎き月…………白菫 六句 夫婦岩まで秋の潮引く………………ふく女 初裏 初句 うつろえば恋の幕引きそぞろ寒…………白菫 二句 恨み静めて黒木の鳥居………………鶯声 三句 音もなく雪のみぞただ降りしきる…………西風 四句 いざ鎌倉を誓う鉢の木…………………鶯声 五句 上野の佐野の舟橋巡り来て……………白菫 六句 しょうゆが香る茸のパスタ……………ふく女 七句 アパートの小さな幸せ窓の月………ゆめ比乎 八句 エンマコオロギどこかで鳴いて………白菫 九句 スナイパー故郷を一瞬思い出す……ゆめ比乎 十句 東風受け古き石仏笑む………………西風 十一句 花まんまお嫁にするよと誓った日………縁糸 十二句 君の名前も朧になりぬ………………遊楽部 名残表 初句 初瀬川八十年待ちて訪ね来て…………白菫 二句 昔を今になすよしもなし………………ふく女 三句 日暮れまで外で遊んだ夏休み………遊楽部 四句 いつの間にやろ行き合いの空…………白菫 五句 菊萎れ長引く暑さやりきれぬ……………縁糸 六句 ことわざ恃みに待つ彼岸かな……………静 七句 亡き母と二人して見し朧月……………遊楽部 八句 日暮れの町の春の憂鬱…………ゆめ比乎 九句 なにゆえか飛ばずに消えるしゃぼんだま…静 十句 蟻はひたすら餌運びいて………………白菫 十一句 はたらかぬ二割のがわで生きており……へい 十二句 妻もあります子も持ってます……………鶯声 名残裏 初句 今日もまた雲は音なく流れゆき……………西風 二句 動かぬままの大観覧車………………遊楽部 三句 雨に濡れ誰が貼ったか千社札………ゆめ比乎 四句 薄ら笑いの桐島聡……………………遊楽部 五句 めぐりきて花咲き匂う大八州………………静 挙句 おのころ島に春の白波…………………白菫 |
| 2025年5月20日満尾 「降る雪や」の巻 |
| 初表 発句 降る雪や山茶花の赤覆いかね・・・・・・・・・・・・弓月 脇 ふくら雀の並ぶ軒下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 第三 バス路線いよいよ廃止知らされて・・・・・・・・・ふく女 四句 矯めつ眇めつ瓢箪磨く・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 昼の月疾く過ぎていく下士の町・・・・・・・・・・・ふく女 六句 冬待つ国の大和魂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 初裏 初句 仮名文字に思いたくして紅葉狩・・・・・・・・・・・・花子 二句 絵馬で誘いしむすめふさほせ・・・・・・・・・・・・・竹林 三句 知り初めし恋の迷い路さまよいて・・・・・・・・・・・西風 四句 電車幾つもやり過ごす午後・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 青黒き蝿がこちらを見ておりぬ・・・・・・・・・・・遊楽部 六句 息苦しさで目覚める昼寝・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 夢の中月は鳥辺野照らしいて・・・・・・・・・・・・・・西風 八句 阿弥陀ヶ峰を駆ける瓜坊・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 九句 誂えの羽裏の柄のおもしろく・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十句 早く隠しな耀蔵が来る・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 十一句 花見には蒔絵螺鈿のお重提げ・・・・・・・・・・・・・鶯声 十二句 百万石の春の夕べよ・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 名残表 初句 東風受けて北前船は沖を行く・・・・・・・・・・・・・・西風 二句 次の逢瀬の約束はなく・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 櫛けずる髪と鏡が絡み合い・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 四句 パイプオルガン天上より鳴る・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 踏み絵踏む心の中で十字切り・・・・・・・・・・・・・花子 六句 いつしか雨も降り止む気配・・・・・・・・・・・・・・・白菫 七句 山姥は神経痛の灸をすえ・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 八句 金時出世うれしや悲し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 九句 スイーツの仲間入りした映え写真・・・・・・・・・・鶯声 十句 万博会場グルメ館にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 十一句 木造のリングの上に丸い月・・・ ・・・・・・・・・・・・縁糸 十二句 負けても負けても明日を信じて・・・・・・・ゆめ比乎 名残裏 初句 進化とは弱いものから適応し・・・・・・・・・・・・・・縁糸 二句 香箱座り細き猫の目……………………白菫 三句 冬の朝初めて試す白髪染め……………遊楽部 四句 同窓会は卒業以来………………………鶯声 五句 人の世の花は黄金の色をして……………遊楽部 挙句 さはさりながら長閑なる朝…………………白菫 |
2024年採用句
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| 初表 発句 梅雨晴や渡りそこねた鴨が二羽・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 深泥池に夏の浮島・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 はるばると都市伝説を訪ね来て・・・・・・・・・・・・・白菫 四句 曲がれば怖い老いの坂道・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 月に問う私の家は何処ぞと・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 昭和二十年秋の引き揚げ・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 初裏 初句 収穫を待つばかりなる林檎たち・・・・・・・・・・・・ふく女 二句 お岩木山も見ている逢瀬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 さりげなく指輪はずしている君よ・・・・・・・・・・遊楽部 四句 乱れる心結びとどめて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 鳥辺野と月輪つつむ雪景色・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 火熾し運ぶ渡りの廊下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 七句 ひたすらに読経つづきて冬玉兎・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 正時たがわず鳩時計鳴く・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 モンペ穿き防空頭巾手にハタキ・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十句 我が住む街に焼夷弾降る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 十一句 花咲けば亡き人のこと思い出し・・・・・・・・・・・・・・西風 十二句 メモの通りにいかなご釘煮・・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残 初句 嫁ぎ来し塩屋に吹ける春の風・・・・・・・・・・・・・・・白菫 二句 藁の褥に初枕する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 三句 玉藻刈る海の乙女に恋をして・・・・・・・・・・・・・・・・花子 四句 松に形見の烏帽子狩衣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 能笛の一声高き秋彼岸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 土堤を彩り曼殊沙華咲く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 七句 犬駆けて伸びゆくリード昼の月・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 救急ヘリが低空を行く・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 九句 屋上に机と椅子のSOS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 雨はいつしか雪へと変わり・・・・・・・・・・・・・・・・ぽぽな 十一句 借金を言い出せぬまま将棋指す・・・・・・・・ゆめ比乎 十二句 負けなくてはと思えど勝ちて・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 名残裏 初句 難しく考えなさるな人の世は・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 二句 微笑むごとくふわり白雲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西風 三句 広沢の池のおもてにかげ映し・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 四句 入社式終え着慣れぬスーツ・・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 花の下化粧男子が同期生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縁糸 挙句 瑞穂の国は春に染まりて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 |
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| 初表 発句 思いがけぬ地震(なゐ)で始まる今年かな・・・・・弓月 脇 屠蘇器いださず過ぐ松の内・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 第三 近頃はシャンパンワイン流行りいて・・・・・・・・・・・・・静 四句 北の国から届いた便り・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 平皿に林檎を盛って十三夜・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 綺羅星になったスティーブ・ジョブス・・・・・・遊楽部 初裏 初句 行く秋にフェイクニュースが駆け巡る・・・・・・・・・・大寛 二句 まことしやかに親密交際・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 三句 そこはかと恋の手管の後妻業・・・・・・・・・・・・・・・竹生 四句 誰が置いたか真白な雪玉・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 右手だけ赤い手袋忘れ物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 六句 不来方の城草丈伸びて・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 月涼し山川草木みな仏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 円空さんの彫るノミの音・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 微笑を真似て童の得意顔・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 七年変えぬ待ち受け画面・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十一句 会えぬまま入学式の花のかげ・・・・・・・・・・・・・・・白菫 十二句 パンデミックの春を忘れじ・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残 初句 弥生尽父母の法事に集う顔・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 どこか似ている顎の張り方・・・・・・・・・・・・・・・・西風 三句 幕末の遣欧使節の写真なり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 四句 侍は佇つスフィンクス背に・・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 着したる仙台平の一張羅・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 六句 紆余曲折のバージンロード・・・・・・・・・・・・・・・花子 七句 孫生まれ養父も許す勝手婚・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 八句 夏の町にて生う玉蔓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 明滅の限り尽くして蛍飛ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 十句 夕闇おりし貴船の流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 十一句 霜降ると見誤りし奥の院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十二句 浮世恋しき紅葉眺めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 名残裏 初句 痩せた手に秋の日差しが温かい・・・・・・・・ゆめ比乎 二句 相生橋をゆびさす語り部・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 三句 雲はただ物言わぬまま佇みて・・・・・・・・・・・・・・西風 四句 叱られた日に決まって来る丘・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 姑への思い忘れる花明かり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 挙句 行き交う人の春をまといて・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 |
2023年採用句
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| 初表 発句 暑き夜や夢に逢瀬の天の川・・・・・・・・・・・・弓月 脇 告げえぬままに幾年の夏・・・・・・・・・・・・・花子 第三 お父さんと呼ぶ娘子を愛しみて・・・・・・・・遊楽部 四句 しみじみと見る夕焼けの海・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 屍のごとき廃船月待てり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 六句 二十二世紀人消えし秋・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 初裏 初句 摩天楼虫の音ばかり残るらん・・・・・・・・・・・竹生 二句 別れ話の後の沈黙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 タバコ吸うその指先が憎らしい・・・・・・・ゆめ比乎 四句 遊女の形見の朱羅宇のキセル・・・・・・・・・花子 五句 室の津の小さき墓に寒椿・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 六句 引きも切らずや出船入船・・・・・・・・・・・・・・・竹生 七句 昼の月湯屋のあくのを待ちかねて・・・・・・・ふく女 八句 赤蜻蛉を追う子追わぬ子・・・・・・・・・・・・・遊楽部 九句 訳あって離檀望めり曼殊沙華・・・・・・・・・・・ふく女 十句 高き空より鳶の鳴き声・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十一句 半木の賀茂川堤は花万朶・・・・・・・・・・・・・・・正女 十二句 一文無しのほおに春風・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 名残表 初句 初給料本屋の借りにすべて消え・・・・・・ゆめ比乎 二句 青春並ぶ背表紙褪せて・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 三句 馴れ初めを孫に問わるる妻の留守・・・・・・ふく女 四句 嘘から始まる恋のお話・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 深き草踏みて通いし九十九夜・・・・・・・・・・・・竹生 六句 罠にかからぬしたたか狐・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 七句 白き尾は信太の森に消え行きて・・・・・・・・・白菫 八句 風運び来る母呼ぶ声よ・・・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 あちこちとコスモス園のかくれんぼ・・・・・・・・・静 十句 あの日あの秋もう戻らない・・・・・・・・・・・・・花子 十一句 混乱のガザの壁上浮かぶ月・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 ヒジャブの影に憂い隠して・・・・・・・・・・・・・白菫 名残裏 初句 コーランを唱える声の遠きより・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 外寝の午後にすることもなし・・・・・・・・・遊楽部 三句 今日もまた自販機の酒買いにけり・・・・・・・・大寛 四句 一人暮らしの春にも慣れて・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 花の下もうしばらくは生きてみよう・・・・・・遊楽部 挙句 もの皆遊ぶのどけさの中・・・・・・・・・・・・・・西風 |
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初表 発句 降る雪にいやしけ吉事願いけり・・・・・・・・・・・・弓月 脇 紅色深き早咲き椿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 山霞む朝も外湯を巡り来て・・・・・・・・・・・・・・ふく女 四句 今年もカレイの干物値上がり・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 思い出す若狭の海の蒼き月・・・・・・・・・・・・・・・白菫 六句 イスタンブルの秋風ぬるし・・・・・・・・・・・・・・正女 初裏 初句 名も知らぬ虫の音聞こゆカフェの窓・・・・・・・・・西風 二句 結婚指輪を外している君・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 戯れに恋はすまじと思いつつ・・・・・・・・・・・・・・花子 四句 帳場で頬杖弾く算盤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 今日もまた上がり続ける卵の値段・・・・・・・・・・東雪 六句 雪道危うし買い物帰り・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 七句 父となる覚悟はありや寒の月・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 夢に未練の元革命家・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 九句 新宿西口広場日が差して・・・・・・・・・・・・・・・・・正女 十句 若草色のフレアスカート・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 花の下フラッシュモブが動き出す・・・・・・・・遊楽部 十二句 子猫の耳がきりりと立って・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残表 初句 奥の間に座敷わらしの気配あり・・・・・・・・・・・・竹生 二句 転がっていくビー玉ひとつ・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 あと追いて赤い鼻緒に行き当たり・・・・・・・・・・鶯声 四句 君とあいつは揃いの浴衣・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 友情か恋か我に問うなかれ・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 ひたすら歩く夕焼けの街・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 遠近のサイレン同時に鳴りにけり・・・・・・・・遊楽部 八句 原爆投下の刻を知らせて・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 黙祷の肩に留まりし鬼ヤンマ・・・・・・・・・・・・・・白菫 十句 飯盛山の秋草の色・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 河内より天下見渡す昼の月・・・・・・・・・・・・・へつじ 十二句 民の家々煙立つなり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 名残裏 初句 駆け回り遊びたわむる子等の声・・・・・・・・・・・・・静 二句 烏帽子太刀つけ舞う白拍子・・・・・・・・・・・・・花子 三句 しづやしづ八幡宮に澄み渡る・・・・・・・・・・・・・・正女 四句 空の青さの深い奥行き・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 峠道花の古木は孤高なり・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 挙句 付かず離れず鶯鳴いて・・・・・・・・・・・・・・・・・花子
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過去採用句
2025年1月7日起首 「降る雪や」の巻
初表
発句 降る雪や山茶花の赤覆いかね・・・・・・・・・・・・弓月
脇 ふくら雀の並ぶ軒下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子
第三 バス路線いよいよ廃止知らされて・・・・・・・・・ふく女
四句 矯めつ眇めつ瓢箪磨く・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎
五句 昼の月疾く過ぎていく下士の町・・・・・・・・・・・ふく女
六句 冬待つ国の大和魂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部
初裏
初句 仮名文字に思いたくして紅葉狩・・・・・・・・・・・・花子
二句 絵馬で誘いしむすめふさほせ・・・・・・・・・・・・・竹林
三句 知り初めし恋の迷い路さまよいて・・・・・・・・・・・西風
四句 電車幾つもやり過ごす午後・・・・・・・・・・・・・・・白菫
五句 青黒き蝿がこちらを見ておりぬ・・・・・・・・・・・遊楽部
六句 息苦しさで目覚める昼寝・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎
七句 夢の中月は鳥辺野照らしいて・・・・・・・・・・・・・・西風
八句 阿弥陀ヶ峰を駆ける瓜坊・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部
九句 誂えの羽裏の柄のおもしろく・・・・・・・・・・・・・・ふく女
十句 早く隠しな耀蔵が来る・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎
十一句 花見には蒔絵螺鈿のお重提げ・・・・・・・・・・・・・鶯声
十二句 百万石の春の夕べよ・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部
名残表
初句 東風受けて北前船は沖を行く・・・・・・・・・・・・・・西風
二句 次の逢瀬の約束はなく・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子
三句 櫛けずる髪と鏡が絡み合い・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎
四句 パイプオルガン天上より鳴る・・・・・・・・・・・・ふく女
五句 踏み絵踏む心の中で十字切り・・・・・・・・・・・・・花子
六句 いつしか雨も降り止む気配・・・・・・・・・・・・・・・白菫
七句 山姥は神経痛の灸をすえ・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎
八句 金時出世うれしや悲し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪
九句 スイーツの仲間入りした映え写真・・・・・・・・・・鶯声
十句 万博会場グルメ館にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・弥生
十一句 木造のリングの上に丸い月・・・・・・・・・・・・・・・縁糸
十二句 負けても負けても明日を信じて・・・・・・・ゆめ比乎
名残裏
初句 進化とは弱いものから適応し・・・・・・・・・・・・・・縁糸
二句 香箱座り細き猫の目……………………白菫
三句 冬の朝初めて試す白髪染め……………遊楽部
四句 同窓会は卒業以来………………………鶯声
五句 人の世の花は黄金の色をして……………遊楽部
挙句 さはさりながら長閑なる朝…………………白菫
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| 初表 発句 梅雨晴や渡りそこねた鴨が二羽・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 深泥池に夏の浮島・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 はるばると都市伝説を訪ね来て・・・・・・・・・・・・・白菫 四句 曲がれば怖い老いの坂道・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 月に問う私の家は何処ぞと・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 昭和二十年秋の引き揚げ・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 初裏 初句 収穫を待つばかりなる林檎たち・・・・・・・・・・・・ふく女 二句 お岩木山も見ている逢瀬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 さりげなく指輪はずしている君よ・・・・・・・・・・遊楽部 四句 乱れる心結びとどめて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 鳥辺野と月輪つつむ雪景色・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 火熾し運ぶ渡りの廊下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 七句 ひたすらに読経つづきて冬玉兎・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 正時たがわず鳩時計鳴く・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 モンペ穿き防空頭巾手にハタキ・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十句 我が住む街に焼夷弾降る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 十一句 花咲けば亡き人のこと思い出し・・・・・・・・・・・・・・西風 十二句 メモの通りにいかなご釘煮・・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残 初句 嫁ぎ来し塩屋に吹ける春の風・・・・・・・・・・・・・・・白菫 二句 藁の褥に初枕する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 三句 玉藻刈る海の乙女に恋をして・・・・・・・・・・・・・・・・花子 四句 松に形見の烏帽子狩衣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 能笛の一声高き秋彼岸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 土堤を彩り曼殊沙華咲く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 七句 犬駆けて伸びゆくリード昼の月・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 救急ヘリが低空を行く・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 九句 屋上に机と椅子のSOS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 雨はいつしか雪へと変わり・・・・・・・・・・・・・・・・ぽぽな 十一句 借金を言い出せぬまま将棋指す・・・・・・・・ゆめ比乎 十二句 負けなくてはと思えど勝ちて・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 名残裏 初句 難しく考えなさるな人の世は・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 二句 微笑むごとくふわり白雲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西風 三句 広沢の池のおもてにかげ映し・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 四句 入社式終え着慣れぬスーツ・・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 花の下化粧男子が同期生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縁糸 挙句 瑞穂の国は春に染まりて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 |
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| 初表 発句 思いがけぬ地震(なゐ)で始まる今年かな・・・・・弓月 脇 屠蘇器いださず過ぐ松の内・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 第三 近頃はシャンパンワイン流行りいて・・・・・・・・・・・・・静 四句 北の国から届いた便り・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 平皿に林檎を盛って十三夜・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 綺羅星になったスティーブ・ジョブス・・・・・・遊楽部 初裏 初句 行く秋にフェイクニュースが駆け巡る・・・・・・・・・・大寛 二句 まことしやかに親密交際・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 三句 そこはかと恋の手管の後妻業・・・・・・・・・・・・・・・竹生 四句 誰が置いたか真白な雪玉・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 右手だけ赤い手袋忘れ物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 六句 不来方の城草丈伸びて・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 月涼し山川草木みな仏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 円空さんの彫るノミの音・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 微笑を真似て童の得意顔・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 七年変えぬ待ち受け画面・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十一句 会えぬまま入学式の花のかげ・・・・・・・・・・・・・・・白菫 十二句 パンデミックの春を忘れじ・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残 初句 弥生尽父母の法事に集う顔・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 どこか似ている顎の張り方・・・・・・・・・・・・・・・・西風 三句 幕末の遣欧使節の写真なり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 四句 侍は佇つスフィンクス背に・・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 着したる仙台平の一張羅・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 六句 紆余曲折のバージンロード・・・・・・・・・・・・・・・花子 七句 孫生まれ養父も許す勝手婚・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 八句 夏の町にて生う玉蔓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 明滅の限り尽くして蛍飛ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 十句 夕闇おりし貴船の流れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 十一句 霜降ると見誤りし奥の院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十二句 浮世恋しき紅葉眺めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 名残裏 初句 痩せた手に秋の日差しが温かい・・・・・・・・ゆめ比乎 二句 相生橋をゆびさす語り部・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 三句 雲はただ物言わぬまま佇みて・・・・・・・・・・・・・・西風 四句 叱られた日に決まって来る丘・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 姑への思い忘れる花明かり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 挙句 行き交う人の春をまといて・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 |
2023年採用句
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| 初表 発句 暑き夜や夢に逢瀬の天の川・・・・・・・・・・・・弓月 脇 告げえぬままに幾年の夏・・・・・・・・・・・・・花子 第三 お父さんと呼ぶ娘子を愛しみて・・・・・・・・遊楽部 四句 しみじみと見る夕焼けの海・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 屍のごとき廃船月待てり・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 六句 二十二世紀人消えし秋・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 初裏 初句 摩天楼虫の音ばかり残るらん・・・・・・・・・・・竹生 二句 別れ話の後の沈黙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 タバコ吸うその指先が憎らしい・・・・・・・ゆめ比乎 四句 遊女の形見の朱羅宇のキセル・・・・・・・・・花子 五句 室の津の小さき墓に寒椿・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 六句 引きも切らずや出船入船・・・・・・・・・・・・・・・竹生 七句 昼の月湯屋のあくのを待ちかねて・・・・・・・ふく女 八句 赤蜻蛉を追う子追わぬ子・・・・・・・・・・・・・遊楽部 九句 訳あって離檀望めり曼殊沙華・・・・・・・・・・・ふく女 十句 高き空より鳶の鳴き声・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十一句 半木の賀茂川堤は花万朶・・・・・・・・・・・・・・・正女 十二句 一文無しのほおに春風・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 名残表 初句 初給料本屋の借りにすべて消え・・・・・・ゆめ比乎 二句 青春並ぶ背表紙褪せて・・・・・・・・・・・・・・・・・・静 三句 馴れ初めを孫に問わるる妻の留守・・・・・・ふく女 四句 嘘から始まる恋のお話・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 深き草踏みて通いし九十九夜・・・・・・・・・・・・竹生 六句 罠にかからぬしたたか狐・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 七句 白き尾は信太の森に消え行きて・・・・・・・・・白菫 八句 風運び来る母呼ぶ声よ・・・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 あちこちとコスモス園のかくれんぼ・・・・・・・・・静 十句 あの日あの秋もう戻らない・・・・・・・・・・・・・花子 十一句 混乱のガザの壁上浮かぶ月・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 ヒジャブの影に憂い隠して・・・・・・・・・・・・・白菫 名残裏 初句 コーランを唱える声の遠きより・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 外寝の午後にすることもなし・・・・・・・・・遊楽部 三句 今日もまた自販機の酒買いにけり・・・・・・・・大寛 四句 一人暮らしの春にも慣れて・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 花の下もうしばらくは生きてみよう・・・・・・遊楽部 挙句 もの皆遊ぶのどけさの中・・・・・・・・・・・・・・西風 |
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初表 発句 降る雪にいやしけ吉事願いけり・・・・・・・・・・・・弓月 脇 紅色深き早咲き椿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 山霞む朝も外湯を巡り来て・・・・・・・・・・・・・・ふく女 四句 今年もカレイの干物値上がり・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 思い出す若狭の海の蒼き月・・・・・・・・・・・・・・・白菫 六句 イスタンブルの秋風ぬるし・・・・・・・・・・・・・・正女 初裏 初句 名も知らぬ虫の音聞こゆカフェの窓・・・・・・・・・西風 二句 結婚指輪を外している君・・・・・・・・・・・・・・・白菫 三句 戯れに恋はすまじと思いつつ・・・・・・・・・・・・・・花子 四句 帳場で頬杖弾く算盤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 今日もまた上がり続ける卵の値段・・・・・・・・・・東雪 六句 雪道危うし買い物帰り・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 七句 父となる覚悟はありや寒の月・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 夢に未練の元革命家・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 九句 新宿西口広場日が差して・・・・・・・・・・・・・・・・・正女 十句 若草色のフレアスカート・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 花の下フラッシュモブが動き出す・・・・・・・・遊楽部 十二句 子猫の耳がきりりと立って・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残表 初句 奥の間に座敷わらしの気配あり・・・・・・・・・・・・竹生 二句 転がっていくビー玉ひとつ・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 あと追いて赤い鼻緒に行き当たり・・・・・・・・・・鶯声 四句 君とあいつは揃いの浴衣・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 友情か恋か我に問うなかれ・・・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 ひたすら歩く夕焼けの街・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 遠近のサイレン同時に鳴りにけり・・・・・・・・遊楽部 八句 原爆投下の刻を知らせて・・・・・・・・・・・・・・花子 九句 黙祷の肩に留まりし鬼ヤンマ・・・・・・・・・・・・・・白菫 十句 飯盛山の秋草の色・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 河内より天下見渡す昼の月・・・・・・・・・・・・・へつじ 十二句 民の家々煙立つなり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 名残裏 初句 駆け回り遊びたわむる子等の声・・・・・・・・・・・・・静 二句 烏帽子太刀つけ舞う白拍子・・・・・・・・・・・・・花子 三句 しづやしづ八幡宮に澄み渡る・・・・・・・・・・・・・・正女 四句 空の青さの深い奥行き・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 峠道花の古木は孤高なり・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 挙句 付かず離れず鶯鳴いて・・・・・・・・・・・・・・・・・花子
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2022年採用句
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初表 発句 何事もおこることなく秋立ちぬ・・・・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 世を憂う身に行き合いの空・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 庭先にアポロンの像月待ちて・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 四句 窓辺にかざす無銘の短刀・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 京浜の工場地帯四畳半・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・痩身 六句 非番の朝の目覚まし時計・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 初裏 初句 幼子が布団の上に乗りかかり・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 帰らぬ母を問うこともなく・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 十余年恨みも消えて深雪晴れ・・・・・・・・・・・・・・・白菫 四句 妻敵討の本望遂げし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 濡れ衣も脱ぐすべなくば恋衣・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 質屋通いの夕立の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 七句 雲間より涼しく匂う夏の月・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 祭の笛の習いも済んで・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 九句 嫌がらずマスクつけたる令和の子・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 げじげじ眉は三代続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 十一句 唐様の滲む墨蹟花吹雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 十二句 寺子屋開いて漸く二春・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 名残表 初句 束脩にシジミ持参の浪士の子・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 二句 明日は江戸を離れると言い・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 三句 笠の緒を付け替え先ずは発句詠み・・・・・・・・・・・・花子 四句 箕が仲立ちの夫婦復縁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 雨音に閨の藁床敷き直し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 六句 一揆の廻状眠られぬ夜・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 七句 冬ざれの川原に並ぶ我の首・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 渡しの舟の六文足りず・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縁糸 九句 お手製のすごろく一回休みなり・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十句 賽の目ひとつ変る人生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縁糸 十一句 寛大な措置をと月に祈る母・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 十二句 エンマコオロギどこかで鳴いて・・・・・・・・・・・・・・白菫 名残裏 初句 行く秋のネット回線つながらず・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 二句 ワインカーヴのきざはしの下・・・・・・・・・・・・・・ふく女 三句 虚ろげに雨宿りする斑の犬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 四句 戦火の町に草萌え出でて・・・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 金鯱の天守の面影花いまだ・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 挙句 平らかなれと春の風吹く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫
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初表 発句 春雨や黒土地帯を戦車いく・・・・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 聖ジャべリンの潜む雪代・・・・・・・・・・・・・・・・痩身 第三 鳥曇り八端十字は空差して・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 四句 購いし古書の愛しき重さ・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 尋ね来て糺の森に昼の月・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 六句 秋風伴に野上を出ずる・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 初裏 初句 恨めしき忘れ扇の表裏・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 二句 美しき嘘重ねし君よ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 空蝉を拾えば砕く午後三時・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 四句 あの夏の日の少年野球・・・・・・・・・・・・・ゆめ比乎 五句 廃村のポストに青き蔦絡む・・・・・・・・・・・・・・・・花子 六句 暗き森よりもののふの声・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 七句 月光のひと筋よぎる鹿ケ谷・・・・・・・・・・・・・・・・大寛 八句 独り島守る底冷えの庵・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 九句 つぼ焼きと熱めの燗で過ごす日々・・・・・・・・・・花子 十句 マルクス全集処分をするか・・・・・・・・・・ゆめ比乎 十一句 後戻りできぬ恋なり花の朝・・・・・・・・・・・・・・・・・ぐみ 十二句 君帰したり春泥の道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 名残表 初句 ぶらんこを漕げば涙も乾きいて・・・・・・・・・・・・・花子 二句 キーウ近郊砲撃の音・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・痩身 三句 コサックの誇り新たに空見上ぐ・・・・・・・・・・・遊楽部 四句 友はいずれの雲となりしか・・・・・・・・・・・・・・・西風 五句 山小屋の頑固おやじが板につき・・・・・・・・・・ふく女 六句 薪ストーブに黒ぶちの犬・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 七句 無伴奏チェロ曲冬の月欠けて・・・・・・・・・・・・・・花子 八句 紹介されし君のフィアンセ・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 九句 失いし恋の捨て場はいずこなる・・・・・・・・・・・・西風 十句 一点の雲なし青い空・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正女 十一句 南海へ知覧飛び立つ十八歳・・・・・・・・・・・・・・・竹生 十二句 遠く近くに蛍呼ぶ声・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 名残裏 初句 睡眠薬を一つ余分に飲んだ夜・・・・・・・・・・・・・竹生 二句 怨みつらみの走馬灯舞う・・・・・・・・・・・・・・・・遊女 三句 あの頃はフューシャピンクが大はやり・・・・・・ふく女 四句 うかれ浮世に畑を打ちたり・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 咲き誇る花あり散りし命あり・・・・・・・・・・・・・・・・西風 挙句 百の祈りに朧暮れゆく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫
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初表 発句 月出でず何処におわす父に母・・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 夜長にやわらかき猫の腹・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 第三 サイレンの音が虫の音かき消して・・・・・・・・・・・・正女 四句 行き先決めぬ旅の駅舎で・・・・・・・・・・・・・・・花子 五句 眉寄せて時計を見るや鴨うち帽・・・・・・・・・・・ふく女 六句 来ぬ待ち人に来たる初雪・・・・・・・・・・・・・・・西風 初裏 初句 あと一つ榧の実足りぬ夜の通い・・・・・・・・・・・・東雪 二句 小町針には通す穴なく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・緑糸 三句 児の寝息仕立て仕事は捗れり・・・・・・・・・・・・・竹生 四句 路地裏長屋拍子木響く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西風 五句 こっそりと宿替え謀る晦日前・・・・・・・・・・・・・・・・謡拙 六句 ラディゲ一冊肌身離さず・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 七句 夭折はかなわず仰ぐ青い月・・・・・・・・・・・・・・・・花子 八句 場外市場でサンマあがなう・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 床に伏す男のありて秋の色・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十句 つれなき人を待つぞ苦しき・・・・・・・・・・・・・・・・西風 十一句 御仏のかすかなる笑み花明かり・・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 懺悔するには咎多き春・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 名残表 初句 牛も人も土耕して静かなり・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 二句 大空を行く白い綿雲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 三句 コーランがカッパドキアに鳴り響く・・・・・・・・・・・・正女 四句 せかされて乗る小さめのバス・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 格安の葬儀屋さんが流行りだし・・・・・・・・・・・・・謡拙 六句 菊の香のみは常とかわらず・・・・・・・・・・・・・・ふく女 七句 邯鄲鳴く天誅義士のゆく道に・・・・・・・・・・・・・・・・花子 八句 釣瓶落としの大和の峠・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 九句 君が行く暗がり照らせ月明かり・・・・・・・・・・・・・・謡拙 十句 窓にもたれて気づく移り香・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 深煎りのコーヒー苦き夏の朝・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 水滴つたう倉敷グラス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正女 名残裏 初句 末娘三十路の暮れの親離れ・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 二句 晴れて自由の身に虎落笛・・・・・・・・・・・・・・・・・花子 三句 われ一人松は昔の色のまま・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 四句 東風はつれなき限界集落・・・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 花見とて開く重箱平家蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 挙句 こともなき世にしたい春なり・・・・・・・・・・・・・・・・狸吉
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2021年採用句
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初表 発句 優美なる自重耐えつつ藤二尺・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 病む床なれば急ぐなよ春・・・・・・・・・・・・・・・・狸吉 第三 生きめやもサナトリウムは夏めきて・・・・・・・・・謡拙 四句 風にはためく真白なシーツ・・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 香久山の峰にあえかな昼の月・・・・・・・・・・・・・謡拙 六句 忘れ形見の孫に秋声・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 初裏 初句 柘榴ひとつ裂けて落ちたり音もなく・・・・・・・・・花子 二句 今ここにある罪の贖い・・・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 三句 埋火のごとき思いの消えぬまま・・・・・・・・・・・・花子 四句 婚家の門をくぐる行列・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 津軽にははや重き雪降り初めて・・・・・・・・・・・西風 六句 びいどろグラス一人酒つぐ・・・・・・・・・・・・・・・縁糸 七句 突っ張って生きてきたけど蒼い月・・・・・・・・・・・桃子 八句 小窓開いておはぎ差し入れ・・・・・・・・・・・・・・東雪 九句 再審の望みも消えて秋時雨・・・・・・・・・・・・・・・花子 十句 閉じられたままの鴇色の傘・・・・・・・・・・・・・白菫 十一句 花の夕妻の検査が長引いて・・・・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 温めなおす蛤の碗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 名残表 初句 独り居の春の昼餉は気のままに・・・・・・・・・・・・桃子 二句 古紙回収の間延びした声・・・・・・・・・・・・・・遊楽部 三句 町内の噂おまけで置いてゆき・・・・・・・・・・・・・・狸吉 四句 妬み心の沸き起こる朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 野宮で深く恥じ入る恋の果て・・・・・・・・・・・・・・・東雪 六句 秋扇挿す帯は葡萄色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 七句 如何せん客の戻らぬ月の宴・・・・・・・・・・・・・遊楽部 八句 野分の庭を清める半東・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 ゆったりと馬の行きかう屋敷前・・・・・・・・・・・・・西風 十句 什の掟の唱和が響き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白菫 十一句 黒谷で香を燻らす四代目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東雪 十二句 叶結びの錦の袋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふく女 名残裏 初句 手がかりは握りしめたる守りのみ・・・・・・・・・・・・西風 二句 籠の赤子はちゃんちゃこを着て・・・・・・・・・・・謡拙 三句 後の世に天下をとると誰が知る・・・・・・・・・・・・・花子 四句 殿様蛙の鳴き声重し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西風 五句 荒果てた城もひと時花化粧・・・・・・・・・・・・・・・・・謡拙 挙句 つつむ霞は神のみ恵み・・・・・・・・・・・・・・・・・・西風
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初表 発句 独り酒鹿の声きく闇深し・・・・・・・・・・・・・・弓月 脇 見えぬところで動いてる秋・・・・・・・・・・桃子 第三 鵙の贄なんの咎やら晒されて・・・・・・・・・みあ 四句 声する方に月や残れる・・・・・・・・・・・・竹生 五句 射水川舟人の唄逞しく・・・・・・・・・・・・・遊楽部 六句 赤玉かんざし懐にして・・・・・・・・・・・・ふく女 初裏 初句 雪催い思い告げずに果てし恋・・・・・・遊楽部 二句 相合傘が目の前を行く・・・・・・・・・・・・鶯声 三句 雑嚢を負いてたたずむ復員兵・・・・・・・・大寛 四句 変わらぬものは蝉しぐれのみ・・・・・・西風 五句 大原に夢の後先とむらいて・・・・・・・・・ふく女 六句 流行りのカフェの若き旅人・・・・・・・・・白菫 七句 擦り切れたランボオの詩集窓に月・・・・・花子 八句 見舞いの籠の林檎うつくし・・・・・・・・・ふく女 九句 今生の最後の秋は静かなり・・・・・・・・遊楽部 十句 ながめ暮らした双びのお山・・・・・・・・・正女 十一句 人の世の嘆きを余所に花盛り・・・・・・・・・謡拙 十二句 道化師来たる陽炎の中・・・・・・・・・・・・花子 名残表 初句 丸鼻も卵も赤き復活祭・・・・・・・・・・・・・・大寛 二句 過去振り捨てて生きんと思う・・・・・・・・花子 三句 竿さして嫁入り舟が岸離る・・・・・・・・・・ふく女 四句 恋の終わりに八幡の堀・・・・・・・・・・・・白菫 五句 欄干に黒くいびつな石一つ・・・・・・・・・遊楽部 六句 行きつ戻りつ思案気な犬・・・・・・・・・・・鶯声 七句 空っ風に桶の転がる宿場町・・・・・・・・遊楽部 八句 大政奉還の知らせあり・・・・・・・・・・・・・花子 九句 盈ち欠けの何を嘆かん青き月・・・・・・・・・白菫 十句 六条院の夏の対の屋・・・・・・・・・・・・・ふく女 十一句 生き霊となりしお方も彷徨うや・・・・・・・・・花子 十二句 印を結ぶはいずこの僧都・・・・・・・・・・西風 名残裏 初句 暗闇に潜む疫病睨みつけ・・・・・・・・・・・・謡拙 二句 ジッポーをただ点けては消して・・・・・遊楽部 三句 須らく親の遺品は捨てるべし・・・・・・・・・・狸吉 四句 思い出詰まった家に春風・・・・・・・・・・・謡拙 五句 散る花をお椀に盛っておままごと・・・・・・・花子 挙句 神も微笑むあたたかき国・・・・・・・・・・・西風
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2020年採用句
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| 初表 発句 年の瀬やなすこともなき日の暮るる・・・・弓月 脇 漬物大根揺れている軒・・・・・・・・・・・・弥生 第三 待ち兼ねの少年雑誌を手に入れて・・・ふく女 四句 胸毛が目立つ朝潮太郎・・・・・・・・・・・謡拙 五句 小望月里で最初のテレビジョン・・・・・・遊楽部 六句 思考停止が始まった秋・・・・・・・・・・・・狸吉 初裏 初 キャンヴァスに林檎の青と檸檬の黄・・遊楽部 二句 覗き見してる十四の放課後・・・・・・・・・白菫 三句 理科室で舌絡め合う上級生・・・・・・・・・・痩身 四句 恋は不思議な仕掛けがありて・・・・・・・花子 五句 サヨナラもなかった朝に二重虹・・・・・・遊楽部 六句 光秀死すとの知らせを受けし・・・・・・・・花子 七句 何を泣く十日あまりの月に雲・・・・・・・・・・桃子 八句 蔦のパティオに錆びた揺り椅子・・・・ふく女 九句 虫かごの兄と妹迷い来て・・・・・・・・・・・・・白菫 十句 しあわせそうな母と再会・・・・・・・・・・・狸吉 十一句 憎しみも花かんばせに綻びぬ・・・・・・・・白菫 十二句 陽炎の立つ椿市の辻・・・・・・・・・・・・・鶯声 名残表 初句 何事ぞ早馬一騎駆け抜けて・・・・・・・・・・・謡拙 二句 側女に男児が生まれ候・・・・・・・・・・ふく女 三句 狂おしく思うおんなの身を恨み・・・・・・遊楽部 四句 砧打ちても松は応えず・・・・・・・・・・・・竹生 五句 秋風に移ろうためし烏鳴く・・・・・・・・・・・・白菫 六句 古き友より着く新走・・・・・・・・・・・・・・・西風 七句 覚えてるか世界革命なんて夢・・・・・・遊楽部 八句 役員室に調和の扁額・・・・・・・・・・・・ふく女 九句 高浜の原発照らす冬の月・・・・・・・・・・遊楽部 十句 青鈍の海もの思いして・・・・・・・・・・・・白菫 十一句 ポケットに好みでもない缶コーヒー・・・・ふく女 十二句 電車いくつもやり過ごす午後・・・・・・・・白菫 名残裏 初句 家出した妻の足跡たどりきて・・・・・・・・・桃子 二句 近づけどまた遠ざかる君・・・・・・・・・・・花子 三句 朝霞たつ学校へつづく道・・・・・・・・・・・・西風 四句 令和二年の不思議な春べ・・・・・・・・遊楽部 五句 口つぐみ距離を保ちて花の客・・・・・・・・白菫 挙句 曇りのち晴れ糸遊燃えて・・・・・・・・・・・花子
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2019年採用句
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| 初折 発句 虎が雨想い出すこと数多あり・・・・・・・・・弓月 脇 日々深みゆく紫陽花の青・・・・・・・・・・花子 第三 大声で大人を叱る5歳いて・・・・・・・・・・・東雪 四句 八の字眉のお側用人・・・・・・・・・・・・ふく女 五句 大扇で月を隠した雲を掃く・・・・・・・・・・・・鶯声 六句 ワンレンボディコン存亡の秋・・・・・・ふく女 初裏 初句 夜も昼も鉦叩き鳴く地上げ跡・・・・・・・・・花子 二句 照り降り町とかつての名前・・・・・・・ふく女 三句 俯いて日傘男子の通りけり・・・・・・・・・・・白菫 四句 おんなのいない国へいきたし・・・・・・狸吉 五句 振られても振られてもまた恋をして・・・遊楽部 六句 衣返しのまじないの夜・・・・・・・・・・・・白菫 七句 霜降ると見紛うばかり月明かり・・・・・・・・竹生 八句 故郷を出て七年目の暮・・・・・・・・・・・大寛 九句 河豚鍋は分別の無い猫抱いて・・・・・・・・狸吉 十句 後生大事の欠け伊万里碗・・・・・・・・・竹生 十一句 受け継ぎし由緒ありやと花の客・・・・・・・白菫 十二句 応うともなく只春の風・・・・・・・・・・・・ふく女 名残表 初句 卒業す若き悩みを抱いたまま・・・・・・・・・白菫 二句 帳場の義母の白い横顔・・・・・・・・・・ふく女 三句 鍵を挿すからくり箪笥奥の文・・・・・・・・・・白菫 四句 一世一代恋の指物・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 悪女めくじゃじゃ馬な木に魅せられて・・・桃子 六句 聞きたる香 何処より来る・・・・・・・・・・へつ 七句 教会の鐘鳴り響く中庭で・・・・・・・・・・・・・花子 八句 神は死んだと叫んでみたし・・・・・・・・桃子 九句 津波去り船はぽつんと屋根の上・・・・・・・西風 十句 洗われて清しスクリューの青・・・・・遊楽部 十一句 島々のアイアンアート照らす月・・・・・・・・鶯声 十二句 分教場にコスモス乱れ・・・・・・・・・・・・謡拙 名残裏 初句 妹を背負う小学五年生・・・・・・・・・・・・・ふく女 二句 空襲の夜の炎猛りて・・・・・・・・・・・・・・狸吉 三句 ロンドンの葉巻くゆらす執務室・・・・・・・・痩身 四句 時の流れに咲く用意あり・・・・・・・・・・・桃子 五句 海防の策を抱きて花の宵・・・・・・・・・・・・遊楽部 挙句 遠く近くに響く春雷・・・・・・・・・・・・・・・花子
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2018年採用句
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| 初表 発句 三輪山や御綱祭りも大らかに・・・・・・・・・・弓月 脇 八つ並んだ春の酒樽・・・・・・・・・・・・・・東雪 第三 浪花場所三賞力士どっとでて・・・・・・・・・謡拙 四句 土佐堀川に吹く風光る・・・・・・・・・・・・・浩平 五句 金魚売る声ゆっくりと橋を行く・・・・・・・・ふく女 六句 頬に古傷背に昼の月・・・・・・・・・・・・・・浩平 初裏 初句 そぞろ寒楊枝くわえて流れ旅・・・・・・・・遊楽部 二句 右も左も彼岸花咲き・・・・・・・・・・・・・・・西風 三句 秘めたわが恋はいつしかみな知れり・・いるか 四句 髪の残り香洗い流す朝・・・・・・・・・・・・・白菫 五句 新世界よりの着信音が鳴る・・・・・・・・・遊楽部 六句 ビリケンさんはマフラー巻いて・・・・・・・・白菫 七句 立呑の小銭も乏し寒の月・・・・・・・・・・・・・謡拙 八句 すり寄って来る白い野良猫・・・・・・・・・・弥生 九句 蝸牛雨後にこわごわ角を出し・・・・・・・・遊楽部 十句 声変わりした少年ひとり・・・・・・・・・・・・・弥生 十一句 花の奥亡き妹の影を見て・・・・・・・・・・・・遊楽部 十二句 イーハトーブに春灯揺れ・・・・・・・・・・・・白菫 名残表 初句 めざすのは銀河の果てか帰る雁・・・・・・・西風 二句 気がつけば友みな先に逝き・・・・・・・遊楽部 三句 百歳となってめでたいこともなし・・・・・・・・西風 四句 波収まりし英仏海峡・・・・・・・・・・・・・・・竹生 五句 提督の思い出語るハミルトン・・・・・・・・・・東雪 六句 刹那刹那に恋の真実・・・・・・・・・・・・・いるか 七句 背を向けてかろき妬みで帰したり・・・・・・・白菫 八句 驟雨ふりしく夕闇の中・・・・・・・・・・・・・・痩身 九句 このあたり夕顔町と云われけり・・・・・・・・・浩平 十句 着物姿の若人の声・・・・・・・・・・・・・・・・いるか 一一句 連を組み踊る阿呆に月は笑み・・・・・・・・・・謡拙 十二句 軒の提灯揺らす秋風・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 名残裏 初句 急告げる中山道に柿たわわ・・・・・・・・・・・・謡拙 二句 天下分け目にあゝ間に合わず・・・・・・・・・浩平 三句 太平をしきりに嘆く伊達男・・・・・・・・・・・・・・謡拙 四句 都大路に春時雨降る・・・・・・・・・・・・・・・・弥生 五句 蓑笠を掛けてやりたや花万朶・・・・・・・・・・・鶯声 挙句 杖に鈴つけ子連れの巡礼・・・・・・・・・・・遊楽部
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2017年の採用句
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2016年の採用句
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2015年採用句
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| 初表 発句 梅雨晴や半世紀ぶりの友の顔・・・・・・・・・・・弓月 脇 日傘たためば変わりなき笑み・・・・・・・・・うさこ 第三 白南風が坂道の町吹き抜けて・・・・・・・・・・・西風 四句 号外配る鈴の音聞こゆ・・・・・・・・・・・・・・・・鶯声 五句 軍神の母ふりあおぐ冬の月・・・・・・・・・・・・ふく女 六句 父は静かに煙草くゆらし・・・・・・・・・・・・遊楽部 初裏 初句 浮名をば流し尽くして好々爺・・・・・・・・・・・・謡拙 二句 愛怨坂を登って下って・・・・・・・・・・・・・・・浩平 三句 履きかえる紐も真っ赤なスニーカー・・・・みどりこ 四句 皇居の空になびく白雲・・・・・・・・・・・・・・・謡拙 五句 炎天下額づきてより七十年・・・・・・・・・・・・・春海 六句 灯籠流しに曾孫ともない・・・・・・・・・・・・ふく女 七句 綿菓子を月とくらべる小さな手・・・・・・・・・・・bird 八句 秋風やさし大阪ことば・・・・・・・・・・・・・・・浩平 九句 気がつけば世辞にくるんで丸められ・・・・・春海 十句 借りるどころか金貸すはめに・・・・・・・・・謡拙 十一句 吾子二人はしゃぎて居りぬ花吹雪・・・・・・・弥生 十二句 行く春の日に再嫁思いし・・・・・・・・・・・遊楽部 名残表 初句 陽炎にのせて昔の文を焼く・・・・・・・・・・・・・西風 二句 哀れ忠度詠み人知らず・・・・・・・・・・・・・・春海 三句 選歌の手休め聴き入る鐘の声・・・・・・・みどりこ 四句 四辺静めて初雪降れり・・・・・・・・・・・・遊楽部 五句 塾帰り少女の赤い毛糸帽・・・・・・・・・・・・・・弥生 六句 ガラスに映る自分に見とれ・・・・・・・・・・・謡拙 七句 一人乗る寝台特急出雲行き・・・・・・・・・みどりこ 八句 発車のベルの鳴りやむなかれ・・・・・・・・うさこ 九句 バンザイに送られ涙の白い月・・・・・・・・・・・弥生 十句 能登の棚田に曼珠沙華咲く・・・・・・・・・・・謡拙 十一句 潮待ちの北前船に秋の蝶・・・・・・・・・・・・みどりこ 十二句 丁半の声漏れ来る苫屋・・・・・・・・・・・・・・甘露 名残裏 初句 呼びに来る長女が女房生き写し・・・・・・・・ふく女 二句 細き襟足匂う侘しさ・・・・・・・・・・・・・・・・・春海 三句 毛並みよき黒猫胸に抱きたる・・・・・・・・・・・うさこ 四句 アレルギーにもいろいろの春・・・・・・・・・・ふく女 五句 くしゃみしてどこか恥ずかし花の前・・・・・・遊楽部 挙句 入学式は白のスニーカー・・・・・・・・・・・・・・竹生
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初表
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二句 女は恋の数で磨かれ・・・・・・・・・・・・・・謡拙 三句 レモンティーと猫と手紙と揺り椅子と・・・・・浩平 四句 レコード針のノイズの彼方・・・・・・・・・・・はる 五句 叫ぶ声散るこそ花と四十年・・・・・・・・・・・・東雪 挙句 大和まほろば武士の意気・・・・・・・・・・うさこ
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2007年〜2012年 採用句
2002年〜2006年 採用句